まだ現役で働いている兄が5ヶ月ぶりに、母の
面会にと、昨日、一緒に行ってきました。

そう言えば、数日前に母が申しておりました。

Y郎(兄の名前)は元気なの?

いつもは、ざっくりと、

皆は元気なの?

と聞くところ、ちゃんと、名前が出てきました。

うん、なんかね、今、忙しいみたいや。

いえいえ、ちっとも忙しくないんです。
せっせと、ゴルフをやってますから。

ま、誤魔化しておきました。

その矢先に、兄が面会に行くということ、
なんかねえ、母親と息子だけにしかないものが
あるんでしょうかねえ。


ユニットに入ると、入浴中とのこと。

母の部屋で待っていると、大きな声が響いて
きました。

お風呂、気持ちがよかったわ~

またまた、外面ヨシコさん、全開か・・・。

娘さん、お見えになってますから、お部屋へ
行きましょう。

スタッフさんに車椅子を押して貰い、部屋に
入ってきました。

すると、母の目が、パッと見開きました。

なんだ!、Yちゃん、じゃあないの!!


母は昔から、機嫌が良いと兄の名前をちゃん
付けし、悪いとY郎、と呼び捨ててました。

お風呂に入れて頂いてね、さっぱりしたわ。

へぇ、さっきは、ほんまもんやったんや。

そして、昼食前の30分、兄にとっては、孫、
母にとっては、ひ孫達の話をしての穏やかな
会話でした。


帰路の車の中で、兄が申しました。

おふくろ、ちゃんと、Yちゃん!って言って
たな。

よかったねえ、先生って言われてなくて。

そう言えば、アタクシも母と同じユニットの
方から先生と言われましたっけ。

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昼食を機に、母に有無を言わさず的に施設を
あとにして、アタクシ達もお昼を食べて帰宅
しました。

鎌倉市十二所にある「ちくあん」という蕎麦
処で、昼食を。

多めに注文するところ、我が家の習わし。

そして、後で、食べ過ぎに後悔するのも。

久々の本格的蕎麦に、日頃食べない天ぷら。

ご馳走様でございました。