東京では、もう桜の花びらが風に舞うように
なりました。

母は認知症になってからというもの、外出も
億劫がり、何事にも興味を示さなくなりました。

それまでは、毎年、桜が咲くと、アタクシは
膝が痛くて歩けない母を車に乗せて、お花見を
ていました。

一応、毎回、母を誘ってはおりました。

車で、グルグルと桜の名所を回るだけや。

行かない。行きたくないのよ。
桜はテレビで見せてくれるからいいわよ。

アタシを放って、アナタ、好きなように見に
行けば?

 
あ、そうなん、そんじゃあと、母が言う通りに
アタクシが外出すれば、

アタシは病人なのよっ!それを放っておいて!

とすねるばかり。


何事も一緒に居ること。

さすれば、嫌な思いも、変な気苦労もすること
なく、波風立てずに生活出来るとやってきました。

だから、一緒に施設(特別養護老人ホーム)に
泊ろうと言われてしまうんでしょうね。

016


桜の名所でなくても、あちらこちらの桜は満開。

命短し、恋せよ、乙女♪、ではないけれども、
綺麗なときにお花見をと思った今日でした。


今日は、東京宝塚劇場のあたりにおりました。

映画を見てきました。

日比谷の変わりように驚き、映画館がどこに
あるのかもわからず、ローチケで聞きました。

すると、お若いお嬢さんがわざわざ、外に出て
くれて、教えてくれました。


久しぶり、10年以上にもなるでしょうか。

目的は映画本体ではなく、そのエンディング
ロール。

最後から2~3人目でしたが、その他大勢の中
ではなく、1行に姪の名前が載っていました。

天国で、義姉が喜んでいることでしょう。