このところの母は、偽痛風の痛みも完治とは
言えませんが、大分無くなって参りました。

以前に比べ、車椅子に長時間座っていられる
ようになり、おやつの時間もリビングに出て
きています。

アタクシが、大ちゃんと文福の散歩を終わり、
母と面会をするために、施設(特別養護老人
ホーム)のユニットの入り口に立つと、母の
大きな声が響いています。


まあ、アナタ、迎えに来てくれたのね。

時間は午後4時、夕暮れ症候群に陥る頃。

毎度のアタクシへの第一声はいつもコレ。

おやつを食べ終えた三婆、母に、ミック君の
お母さん、それに最近、入所のヒデコさんが
チグハクな会話の最中。

この頃は、入所者の皆さんが居ようと居なか
ろうと、即答しております。

ちゃうよ、明日はお医者様の検診やからね。
お泊りなんよ。

やだ、ここで、お泊りだって。

母の部屋に行く前に、しばらく、三婆達と話を
します。


部屋に行くと、母は、またまた、言い出します。

アタシはいつ、退院するの?

まだ、膝が痛くて歩けないでしょ。
歩けるようにならないと、退院出来へん。

そう、歩けるようになるまでは、まだまだね。

歩けないことは、わかっているような。


30分間ほど、脚をマッサージするなどして、
アタクシの義務は終了。

母をリビングに戻し、部屋を片付けるからと
言って、母がアタクシが来たことを忘れるまで
待つことにしています。

母の前から消えて、帰り支度をしていると母の
大きな声が聞こえました。

ミック君のお母さんが、珍しく愚痴っている
ことに、母が宥めているようでした。

アタシ達はね、ここに居るのが一番なのよ。
先生方の言う通りにしていればいいの。

なんだか、裏腹なことを言っている母。

スタッフさんが居る手前の外面ヨシコさん、
なんでしょうか。

009

今日は母の面会に行かない日。

関東では、朝から雲のないいいお天気。

施設から持って帰ってきた母の夏物を干して
仕舞いました。

衣替えをする度に思ってきたこと。

来年もまた、こういうことをするのかなと。

きっと、また、やってますよね。