晦日とは、月の最後の日。
大晦日とは、一年の最後の月の最終日。

アタクシには、大晦日も晦日もないんですけど。

昨日の衣笠商店街は、いつもの人出より多く、
ここへ引っ越してきて、こんな混雑ぶりがある
とは思いませんでした。

あっというまの一年。

昨年も1ヶ月間熱が下がらず、こりゃ、アカン
かもと思いました。

今年も、9月、夜間に転倒して、右膝を強打、
「偽痛風」という摩訶不思議な病気にもなり
ました。

おっかさん、何もなくてよかったね、なーんて
いう一年は、ここんところないねえ。


認知症の症状は、カメの速度でゆっくりと進行
しています。

ラッキーなことに、直近の記憶が抜け落ちて
くれるようになりました。

アラ、アナタ、来てくれたのね。

と、アタクシを認識するものの、直後に母は
トイレへ行くと、アタクシが来たことを忘れて
しまう。

トイレが出てくると、同じく、

アナタ、来てたのね。


つい、最近までは、帰る段になって、母に、
じゃあねと声を掛けると、

帰っちゃうの?、一緒に帰る!!

と言われて、クドクドと大嘘こいて、母を宥め
賺して、手を振り、施設を出て、後ろ髪を引か
れる思いでした。

それが、リビングに母を連れ出して、部屋を
片付けるからと声をかけ、その場を離れると、
母は、アタクシが面会に来たことをすっかり、
忘れてくれる。

それを利用して、声を掛けずに施設を出て帰る
ことが出来るようになりました。

その分、母の認知症が進行しているんですが。


さて、明日からの来年は、どうなるのでしょうか。

介護、と言っても、面会に行くだけで、在宅
介護よりも、体力的精神的には楽になりました。

でも、まだ、先の見えないトンネルの中を歩いて
います。いつかは、終わると思いつつ。

010


この一年、ブログをお読み下さり、有難うござい
ました。

介護が楽しい方もおいででしょうが、殆どが、
大変で辛いことでしょう。

独りではないこと、介護をされている方々に
エールを送ります。