母の施設(特別養護老人ホーム)のユニットの
スタッフリーダーさんはアタクシが帰るときは、
出入り口まで送ってくれます。

そのとき、母の日頃の様子をお話してくれます。

或るとき、スタッフリーダーさんから聞かれ
ました。

みっちゃんさんは、昔から声が大きかったの
ですか?

そのときも、母のお隣のミック君のお母さんと
話をする大きな声が聞こえていました。


母は耳が遠いからではないでしょうか。
それに、幼稚園の先生をやっていたことから、
昔から、声が大きかったですね。

「耳が遠い」ことは、母自身も気にしており
ました。

在宅介護中に、月一回にあるケアマネとの面談。

母が終わり、少し離れた台所で話をしていると、

何なのよっ!アタシには聞こえないっ!

と、叫んでいました。


アタクシは持病の副鼻腔炎で、少々鼻声。

すると、母は必ず申します。

アナタの声って、よく聞こえないっ!

それも、テレビの大音量での中での会話。

あのねっ!

と大声を出すと、

そんな大声を出さなくても、聞こえてるわよ!
そして、眉をひそめて、
それに、そんな声を出すと外に聞こえるわよ。
みっともない!


聞こえるように大声を出すと、どうしても、
語尾がキツくなり、母にとっては、それがまた、
嫌らしゅうございました。

確かに、怒鳴るように言うがために、アタクシも
ご近所様には、前もって、母が認知症である
こと、と耳が遠いので、アタクシが怒鳴るが
如く話すことで虐待しているように聞こえる
かもしれないと伝えておりました。

病院の待合室でも、会話は大声になってしまい
前に座っている方が、振り返ってアタクシを
見ることもしばしばでした。


F子さん(ミック君のお母さん)、母のあまりの
大きな声に威圧されてしまうのでは?

大丈夫ですよ。F子さんは、気にされてません。
大きな声が出るというのは、元気な証拠ですよ。


001

アタクシは、母に向かって大声を張り上げて
会話を長年してきたからでしょうか。

普段の会話も、ついつい、大きな声になって
しまう。

内緒の話が出来きなくなりました。

どうも、アタクシも耳が遠くなってきたから
かもしれません。


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