母の施設(特別養護老人ホーム)のユニットに
いる犬、6匹の中で一番の長老はM.ダックスの
ジロー。
白内障で目が見えず、ユニットを移動するも、
椅子にぶつかったり、入所さんの足に触れたり、
あっちへ行ってはこつん、こっちに来ては、また、
こつんとぶつかりながら歩いています。
お年寄りになったジローは、日中、殆ど寝て
います。
たまに起きているときに、鼻先に手を出して
頭を撫でると、フガッと怒って手を振り払う
仕草をする、お爺ちゃんジローです。
或る日、スタッフさんから言われました。
ジローは、大腸炎で食べても吐くという症状
なので、寝かせておいて下さいね。
その状況が、しばらく続きました。
ジローに薬を飲ませようとしても、吐くようで、
スタッフさん達も心配していました。
文福の散歩から帰ってくると、ジローのケージが
からっぽ。
高齢のジロー、ひょっとしたら・・・
ジローは?・・・
すると、ユニットリーダーさんが、台所から、
今、ジローはここで、ご飯を食べてます。
今日は、家からササミとキャベツを茹でたのを
持ってきて、混ぜてみたら、騙されて薬も食べて
くれました。
そして、スタッフさん達に向かっては、
ジローが食べたわ!、騙されて薬もよ。
それを聞いたスタッフさんの一人が、
よかった!、ジローが食べた!!
それを聞いたとき、食欲の落ちた入所者さんが
少し食べたとスタッフさん通しが、嬉しそうに
会話をしていたことと同じだと思いました。
(遊び疲れて寝ているジロー)
騙されて食べた薬が効いたらしく、ジローの
ユニット内のこつんこつん散歩が始まりました。
こんな話を認知症初期の頃の母にしたら、きっと
何よ、人間と犬を一緒にして!
と言ったことでしょう。
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コメント
コメント一覧 (4)
うちにももうすぐ13歳になるダックスがいるので、他人事ではありません。
それにしても、色々ありすぎて捻くれきっている私には、これが「特別養護老人ホーム」でのお話とは信じられません。
いつもいつも思わされますが、本当に素敵なホームに入られて…
良かったですねえ。
ジローちゃんも、良かったなあ…
何よりスタッフが素晴しすぎます…
あんず様のお母様、幸せです。(それでも家がよいのでしょうけども…)
今日も実母宅へ…
毎日毎日行って、昼御飯の準備一緒にして食べてるのに、「あんたずっと来んだけど、具合い悪かったん?私の事怒っとったし来んだん?」と、聞かれましたわ。
毎日怒っとるけど、毎日来とる!と怒鳴りたい所を、ぐっと我慢して「毎日来て、昼御飯一緒に食べとるやん。」と答えときました…
やるせない…
13歳のダックスちゃんですか?!
今はもう少し長生きをしている子が多いですよね。
うちのブーケは、9歳でした。
ブーケの分まで、長生きしてくださいね。
この頃のジローはとても元気になり、
動きも活発になってきました。
私も、彼らから元気を貰ってます。
母の、ことより、文福の散歩が足りないかもと
思って、連日で行ったりします。
はい、それでも、「家に帰りたい。」と言っています
犬6匹いますが、それぞれ、性格が違い、
構っていても面白いです。
お母様は、認知症の症状そのものですね。
母なんて、私と大声で会話していることで、
どうも、私に怒られるという作り話をよくしています。