おふくろは、目力が凄いよなぁ

面会が終了して、帰りの車の中で兄がポツリと。


それでは、10分経ちましたら、お知らせします
ので。

スタッフさんに言われて、施設(特別養護老人
ホーム)の母の部屋に、兄と共に入りました。

母は、どうも、トイレを使おうとしたのかも
しれませんが、起き上がっていました。


最初は、キョトンとした表情でした。

おふくろ、僕だよ!、〇郎だよ!

えーっ、〇郎なの?

と目が真丸くなりました。

名前に反応して、ほんまに自分の息子だと
わかってんのかな。わかってないんとちゃう?


アタクシは、母の相手を兄に任せ、衣装ケースに
入れていたバスタオル、掛布団カバー等々を
不要なものを出して、持ってきた夏物をせっせと
入れておりました。

真冬のズボンに、背中に塗るワセリンのため、
色が悪くなった下着など、これまた、持って
帰るものをパパッと選び出していました。

とにかく、10分しかないのだから。

衣装ケースの一つに冬用のパジャマを入れて、
もう一つに夏用を入れて、汗だくでした。

持ってきた大風呂敷に使わなくなった冬用の
羽毛布団を包み、端を結んだところでタイム
アップ。

さぁ、部屋から出ないと!

ママね、この建物の外は、大変なバイキンで
いっぱいなんよ。

アナタね、マスクをしているから、何を言って
いるか、わからないじゃあないの!

母は大丈夫、元気だと、この言葉でわかりました。

マスクはね、ママにバイキンを移さないためや!!
ここに居れば、安全だからね。
じゃあね、また来るから~

リビングを通ると、昼食時で、入所者さんの
大半が、お部屋から出てきていました。

ミック君のお母さんが、アタクシに気づき、
また、ヒデコさんが気が付いて、手を振って
下さった。


この先は、アタクシが推測する、ミック君の
お母さんと母の会話です。

ミック:娘さんが来てたわね。

母:あら、そうぉ?、アタシ、知らないわよ。

ミック:さっき、会ったわよ。

母:やだ、あの子、アタシに会わずに帰った
  のね。そうなのよ、会うのが嫌なのよね。

018

怒涛の10分間でした。

母が元気であったこと、ほっとしました。

この先、どうなるか、わかりません。

早く、治療薬か、ワクチンか、出来ることを
望んでいます。


keep your social distance

自分を、周囲の大切な人を、そして社会を
守りましょう!

外出中は、手で自分の顔を触らないこと。


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