難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性が、
SNSで安楽死を訴え、それに応えた医師二人が
処置をしたというショッキングな事件が起き
ました。
「体は目だけしか動かず、話すことも食べることも
できず呼吸苦と戦い、寝たきりで窒息する日を
待つだけの病人」とご本人はツイッターに投稿
されていたようです。
24時間のヘルパーさんの介護で、一人暮らしを
されてたとのこと。
ふと、母がよく言っていたこと。
認知症初期の頃は、
早く死ねばいいと思ってるでしょ。
そう言われると、思わず、言い返したくなる。
そうや!
入院や施設入所するたびに、そして、
つい、最近まで
アタシだって、死にたいのに死ねないのよ。
そういうのは、歩くことが出来ないし、誰かに
介助してもらう日常が嫌だったのでしょう。
認知症であっても、介助を受けることには、
抵抗があったのでしょう。
安楽死を選んだ女性は、もっと、苦痛に感じて
おられたことだろう。
母と違い、クリアなのだから。
母にはとっては、愚痴のようなもの。
鬼娘としては、介助されなければ生活できない
という事実を認知症後期で、わからなくなるのが
人生の最期では一番幸せではないかと思います。
この安楽死事件で、知ったのですが、褥瘡
(床ずれ)は、特に、意識障害や麻痺などに
より自力では身体が動かせない人、長時間、
寝たきりの人に起きやすい合併症だそうですが、
このALSの患者さんにはないとのこと。
意識があるから、なんでしょうか。
この女性の表現によると、操り人形のように
身体を動かされる・・・
keep your social distance
自分を、貴方の大事な人、周囲の大切な人を、
そして社会を守りましょう!
うつさない、うつらない。
ブログをお読み下さり有難うございます。
応援頂ければ、幸いでございます。
よろしくお願い致します。
人気ブログランキング
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (6)
あの安楽死の事件、色々と考えさせられました。安楽死を選ばれた女性はスイスでの合法的な安楽死を希望されていたようですが、既に渡航できるような状態ではなく、それでも死を強く望んでこの結果を迎えたようです。
絶対に回復しない病気で苦痛しか感じないのなら、そして自身が強く望むなら安楽死は認められるべきではないかと私は思います。苦痛は人それぞれなのですから、限られた余命を生き続けることを(本人の意志に反して)強いることは残酷だと思うからです。
高齢者の介護の終末期には必ず延命治療を希望するか否かを質問されます。認知症の場合には主たる介護者である息子や娘がその質問に答えねばならない。私も答えました。「母の延命は希望しない」と迷いなく答えました。
でも、いざ母が肺炎になり入院して治療が始まると戸惑いました。母の担当医は私の迷いを感じ取っていたようで、何度も話し合ってくれました。そして「治療には最善を尽くす。延命はしない。」というコンセンサスに導いてくれました。
結果的に母は亡くなりましたが、今でも私は「治療と延命の境目って何なんだろう」と思うことがあります。本人の意志が明確であれば、こんな疑問も無かったんでしょう。とにかく思い知ったのは、もう二度と人の生死を決定したくはないということです。
大阪でもコロナの勢いは止まりません。でも永遠に続くわけでもないのだから、なぜ半年や1年くらい旅行や会食を我慢できないんだろうと思います。在宅介護の頃を思えば今の自粛生活は私にとってはさほどの苦痛ではありません。自分でも我慢強くなったものだと思います。
半年くらい前だったでしょうか。
安楽死について、某国営放送で特集されていましたね。
50代の女性の安楽死。
息を引き取る瞬間も放送されていました。
知り合いが話していました。
自殺や安楽死は、人間にだけ与えられているものだろうと。
そしてそれは、権利でもあるのではないかと。
先日の、俳優三浦春馬さんの自殺の報道の際も、言っていました。
「彼にとって自殺が最良の選択肢であってほしい。そうでなければあまりにも辛すぎる」
生と死。
永遠のテーマですね。
安楽死問題、色々考えはあるところですが、自分に置き換えて考えたら、「死にたい」権利も認めてほしい気持ちになりますね。
ただそれは主治医にお願いしたいところですが…
私も義父の時も実父の時も「今後はどうしますか?」と延命や否かを尋ねられ…人の生死の決定に関わる辛さを痛感しました。
もう二度としたくないと思っていても…いや延命を選ばなかった辛さが、義母の胃ろうを選択する事になったねかもしれません。
実母にはすでにハッキリと「延命はしないでほしい」と聞いていますから、その時が来たら本人が希望するように…と思っていますが、きっとまた複雑な思いに苛まれるのでしょうね…
結婚したら親は4人になると言われましたが、1回も生死の選択に悩む事なく、我関せず暮らしてる夫の兄夫婦や私の姉夫婦には、呆れを通り越し憎しみすらわいてくるのが正直な心境です。
Nスぺでしたでしょうか、スイスへ行って安楽死をした
女性を密着取材していましたね。
その女性は、取材時、一緒に渡航したお姉様と同じ位に
お元気でした。そうですよね、今回の女性はもう無理でしたね。
窒息するのを待つだけ、とSNSに書いていたようです。
この事件で、日本も安楽死について論議すべきだという意見が
出て欲しいものです。
私も、施設に延命はしない、施設に家族が到着するまで延命
することも必要なしとして署名しました。
だから、タクシーですぐに行かれるようにと横須賀に引っ越しを
したのですが。
たぶん、私も母が肺炎で入院治療となったら、迷うことでしょう。
母が今より年を取ったとしても。
あー、私もです。在宅介護12年。旅行なんか一度もなく、
外出もままならない。だから、自粛生活なんかへっちゃらなんですよね。
介護を経験した人は、いずれもそうだと思います。
にゃんズの母 様、こんばんは。
私もその番組を見ました。
同行したお姉様と同じくらい元気でしたよね。
だから、ちょっとショックでした。
人間だけに与えられたもの。
自分で決められるからでしょうか。
三浦春馬さん、自ら命を絶たれたこと、とても
残念です。死を選ぶだけの理由があったのだと
思う他ないですね。
3. かりん
そろそろ、夜が明ける時刻ですね。
自分の終わり方を自分で決めたい。
私もそう思います。
親であろうと、最期をどうするかを決めるのは
辛いことだと思います。
母は延命しなくていいとはっきり言ったかなと
思うのです。
明確には「呼吸するのに苦しいのは嫌だ」なんです。
だから、コロナに感染しないのが一番だと思っています。
死んじゃえばいいのよね、死にたいと言っても
どうも、心の底から言っていないと思うのです。
どちらかというと、生きたいだろうな。
親の介護、姉妹兄弟間の問題、
殆どは、介護は誰かがやれば、あとは知らない
それが多いですよね。