昨夜、CS放送でメリル・ストリープが英国首相の
マーガレット・サッチャーを演じた『The Iron
Lady』を見ました。
映画が公開されたとき、見たいなと思っていた
作品でした。
のっけから、老女となったサッチャー女史が、
ミルクと新聞を買い、「まあ、ミルクも高く
なったこと」と店を出て行く。
お屋敷に帰ると、彼女の周りの人達の声が
聞こえる。内容から、彼女は認知症なんやと
わかりました。
夫と一緒に朝食を食べているシーンがあるの
ですが、それは、彼女の幻覚。
度々、その幻覚である夫と会話をしながら、
戦時中の若き頃の話から、夫との出会い、
首相になり、引退するまでを描いていく。
娘にせっつかれて、医者の診察を受けるシーン
では、認知症とは思えないような受け答えを
している。
問診の際に、“気持ち”を尋ねているのか、
“考え”なのかと、医師を言い負かす場面が
ありました。
「考えは言葉となり、言葉は行動となり、
行動は習慣となり、習慣は人格となり、
人格は運命となる。」
と、認知症らしかなる受け答えでした。
幻覚で出てくる夫がうるさいと、テレビや
ラジオ、ミキサーなどの家電製品のスイッチを
入れ、声を消そうとする。
受け答えが妙に的を得ていることにしろ、音を
消そうとする行動とか、色々という娘に対して
「ガミガミとうるさい」という。
そういうのって、認知症の周辺症状だわと、
サッチャー女史の伝記よりもそっちが気に
なりました。
夫の遺品を整理し、幻覚の夫に対しトランクを
渡して、夫が廊下の向こうに消えていく。
決して、夫の幻覚を見たとは言わない。
10年前の公開時に、この映画を見たとしたら、
サッチャー女史への見方も違っていたかもしれ
ません。
認知症は人を選ばず、誰でも発症の可能性が
ある。
発症しても、怖くないとでも思いましょうか。
Keep your social distance & Stay Home
丁寧な手洗いに、消毒を忘れずに。
飲食はいつものメンバーで静かに。
話をするときは、マスク着用で。
お花見は立ち止まらず、歩いて、歩いて。
健康にもいいのでは・・・
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