昨年の暮れから始まった窓際面会。
月に一度、母と直に話をすることはなくとも、
母の様子や顔の表情を見て、その時点の状態を
想像するほかないのですが。
そして、そのとき、スタッフリーダーさんから
聞く母の日常で、今の母の判断をしています。
アルツハイマー型認知症の母。
進行はカメの速度。食欲には波があるよう。
しかし、毎回、言われるのは、
トイレは、ご自分で動いてされてますよ。
排尿がダメになるのは、寝たきりになる入り口だ
と思っていますので、まだ、大丈夫と思うのです。
認知症は､記憶が失われるだけの病気ではない｡
誰もが同じ経過をたどるわけではないが､だんだん､
自分が今いる時間や場所がわからなくなり､さらに
症状が進むと､家族でさえ誰だかわからなくなる｡
排泄や食べることといった､基本的な営みさえ
できなくなる｡
緩慢なる死 認知症の海はどこまで深いのか
Ｇlobeより
アミロイドβ､次にタウというたんぱく質が
脳内にたまると､神経細胞が少しずつ死んで
いく｡
神経細胞の働きが悪い部分が少しずつ広がり､
大事な脳のネットワークが失われていく｡
記憶に必要なネットワークに始まり､
言葉を理解して表現するネットワーク､
周囲の出来事に注意を払うネットワーク､
ものを考えるネットワークなど､
さまざまな働きが次第に衰えていく｡
人の表情を読み､理解したり共感したりする
部分が損なわれると､人間関係を維持することが
むずかしくなる｡
認知症を発症して以来、ずっと、母に残って
いるネットワークは、言葉を理解して表現する
ことだけのようです。
でも、表現することが、欠けてきています。
そのネットワークが壊れる前に、母はアタクシを
忘れてしまうでしょうけれど。
東京都にコロナウイルスの「インド株」の感染が
あるようです。
今日、神奈川県知事が「神奈川にこないで」と
発言されました。
あれれ？、数日前、小池都知事が「東京に
こないで」と訴えたときに、黒岩知事は、
「笑っちゃう」と言いました。
神奈川県は東京都のお隣。
一緒にということを考えないことに、次の
選挙に立候補しても、票を入れませんよ。
Keep your social distance & Stay Home
人から人へ広がっていくウイルス。
今は、ウイルスに付き合って行くほかあり
ません。
そのためには、従来通りの3つの基本。
「相手と身体的距離を確保すること」
「マスクの着用と手洗いや咳エチケット」
「三密（密集、密接、密閉）」を避ける
ブログをお読み下さり有難うございます。
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コメント
コメント一覧 (6)
切なすぎる…
短期記憶がほんとになくなりつつある今、次はどうなってい。くのか…辛いです
とても感慨深く読ませて頂きました。
直近の昨日 久しぶりに幼友達と長話をし電話を切った後、、ある違和感を覚えたのです。
彼女は今年に入りプライベートで起こった出来事を
ケイ聞いてくれる？って話始めました。
彼女に関しては昔から自分の事の様に感情が入り
涙したり笑ったり、また彼女も自分の事の様に接してくれました。お互いがお互いを思いやる関係、、
けれど、昨日の電話は明らかに違和感。
それは… 私の頭のネットワークが上手く作動していなかった のです。
感情が平坦？ではないかと、以前に比べて盛り上がる、泣く、笑う
それが昨日は 感情移入が上手く働かない。
ネットワークの作動がおかしい…。
今、人との距離が分断され 心から楽しむ心踊る
シュチエーションも無くなり感染にビビり予防を日々意識し、心身が萎縮傾向… 笑う、泣く、喜怒哀楽が薄れて、非常に怖さがあります。
幼友達との電話を切った後の違和感…。
このまま、この状態で年を重ねる、
恐ろしさを感じたのでありました。
楽観的、豪快に笑っていた私が…
コロナ禍、感情の薄れ→ 認知症早まる？ 高齢の方ばかりではありませんね。
オーマイガー！
いろいろな事がわからなくなっていくのをみているのもせつないですね。
私の父もついに私の名前が出てこなくなりました。近しい人というのはわかるようですが、ごまかすことが増えました。
昨日会ったのを忘れているうちは笑えましたけど、何とも言えない気持ちです。
それでも生きていてくれた方がいいです。
すみません、どんよりしております。
短期記憶がなくなりつつある→いずれ、かりん様のことを忘れる、
→人間の最低限の基本行動が出来なくなる（食べること、排泄等）
→寝たきりになる→食べなくなる・・・
感染症（肺炎等）を起こさない限り、老衰で亡くなる
男性の場合、認知症の進行が早いと思われますが、
女性は徐々に進行しているような気がします。
ケイ様のお気持ち、よくわかります。
私の友人の中で、あまりコロナを気にせず、
生活しているのは、たった一人。
あとは、コロナが怖い、ワクチンを打ったら会おうねと
いう者ばかり。
コミュケーションが確かに以前にくらべてありませんね。
メール、ライン、電話だけで、face to faceがない。
表情を見ながら話をしないことで、喜怒哀楽を忘れて
しまいますね。
どんどん、増えていく、変異株。
収束はまだまだ、先・・・。どうなるか、心配です。
在宅介護中は、早くお迎えをと思いましたが、
今は、とも様と同じです。
「生きていてくれるだけでいい」
母が私を忘れても、もう一度、ゆっくりと
面会がしたいです。
勝手ですよね。