先日、アメリカの食品医薬品局(FDA)から承認
されたアルツハイマー型認知症の進行を抑制する
治療「アデュカヌマブ」。

日経新聞に掲載されたこの新薬についての記事に
目が留まりました。

書き出しが、

認知症は病気なのか、それとも深刻な加齢現象
なのか。実はいまでも議論がわかれるところだ。

実際、「患者」という言葉を使うことに抵抗を
示す人も少なくない。
たとえ診断がついてもその後、決め手となる
治療法がなく、介護の対象になってしまう。

米バイオジェンとエーザイが共同開発した新薬を
米食品医薬品局(FDA)が承認した。
このニュースはアルツハイマー型認知症に対し、
医学の力を借りて医療が正面から向き合う時代に
ようやく入ったことを意味する。


認知症は病気なのか、深刻な加齢現象なのか、

アタクシも同じように感じていました。

兄に母のことを愚痴ったとき、アタクシに返って
きた返事が、

仕方ないよ。病人だからね。

そのとき、アタクシは、「病人」という言葉に
違和感を覚えました。

認知症の初期は、悪魔だった母。
気持ちの上で乗り切るには、「この人は母親では
ない、赤の他人なんだ。」とアタクシ自身に言い
聞かせて過ごしてきました。

病気、病人とは思えない言動でしたから。

とすれば、深刻な加齢現象か?
いや、「病気」のせい、と思うことで、気持ちを
抑えるようにしていました。

それが、これからは、医療として治療出来ると
いうわけですね。


アルツハイマー型は医学的には神経変性疾患の一種。
その医薬品の開発は抗がん剤以上に困難な領域と
される。

認知機能を失った状態を実験動物で忠実に再現する
のが難しく、実際、開発途中の試験でその効果を
確認するのも至難だった。

新薬はバイオ医薬品の代表格である抗体医薬という
タイプで、1カ月に1回のペースで認知症患者に点滴
投与し、脳内に沈着するたんぱく質「アミロイド
ベータ」を取り除く。

これによって、「今がいつ」で「ここがどこ」かが
分からなくなる認知機能の低下に待ったをかけると
いう。

もちろんこれでアルツハイマー型を中心とする
認知症が一気に「不治の病」でなくなると考える
のは早計だ。課題は多い。


臨床試験(治験)が軽度認知障害(MCI)と早期
段階の患者だったことを考えると、発症前後の
人たち向けに使われることになるとのこと。

症状が進行し、徘徊(はいかい)したり攻撃的に
なったりするといった周辺症状が表れた人にも
効果が期待できるものではない。
また、いったん死滅した脳細胞が復活することも
ない。認知症の根治薬では決してないということで
ある。

次に注目すべきなのは新薬の値段だ。
バイオジェンは7日、年間治療費が5万6000㌦
(約610万円)になると公表した。

米国は民間保険が主流で、この高額医療を実際に
受けられるかどうかは加入する保険会社が判断
する。金額からして一部の高所得者層になる
見通しで「医療格差」がまた広がる。

新薬の値段だけでなく、診断方法にも高額な
検査料金がかかるようで。

もう一つ、MCIや初期の認知症をどう診断する
かも今後の課題だ。

画像技術の進歩によってアミロイドベータの
沈着状態を計測できるようになったが、検査
費用は1回20万~30万円ぐらいかかる。

血液検査のような簡便な方法で確定診断が
つかないと、患者を絞り込むのも難しい。

一方で、認知症にかかる社会的コストを考えると
介護費が医療費の3倍強になるとの試算もある。

介護から医療に軸足が移ることで、介護現場の
負担も大きく軽減されるだろう。

介護現場の負担が軽減されると予測されている
ようですが、ずっと先のような気がします。

まだまだ、人力に頼る他ないのでは・・・

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