お母様は耳が遠いですか?

昨日の形成外科診察室に入ったところでの、
医師の第一声でした。

はぁ?、耳は遠いです。

母の後ろに、アタクシを手招きして説明が
ありました。

やはり、悪性でした。〇※△¥□で、進行性の
ガンです。

聞き取れないような病名でした。

後から、なんという病気ですか?とお尋ねした
ところ、あっさり、皮膚の悪性腫瘍と。

そこから、手術するかしないかの話になり、
形成外科の先生方が皆さん(すべて女医)が
診察室に集まり、母を見ながら、参加。

先生、手術しないとすれば、どうなりますか?

兄との話で、もし悪性ならば、そのままにと
結論を出していました。

しかし、診察室での母は、医者と対峙していると
理解しているのか、なんと、シャッキリ状態。

年齢を知って、皆さん、これだけしっかりされて
いるなら、手術の方向でとの意見でした。

目蓋の手術をしますか?
まつ毛が無くなってしまうけど。

それを言われた母、

ヤダ!、目蓋でしょ。切るなんて嫌よ。
痛いもん。

これまた、即答で断言。

医師によると、このままにしておくとどんどん、
目蓋の淵に出来た腫瘍が眼球の前に垂れ下がり、
見えなくなる他に、血液が出てくるとのこと。

それを聞き、アタクシは兄との話が飛んで
しまいました。

先生、手術してください!

私も手術をした方がいいと思いますよ。
年齢が若ければ、術後、放射線治療をする
ことになりますが、その必要はないでしょう。

当日入院、午後手術ということが出来るのが
12月にあると言われて、仮予約をしました。

そこで、血液検査、レントゲン、心電図、
肺活量の検査をしましたが、検査するにも
技師の皆さんが苦労していました。

検査の窓口で、お名前は?と何度も聞かれて
終いには、母は不機嫌な声に。

アタクシは意を決して母に病名を告げることに
しました。

ママの右目に出来ているおできは、悪性の
進行ガンなんよ。

まぁ!そうなの。

このままにしておくと、物が見えなくなって
くるんよ。
見えなくなるのは嫌やろ?

〇〇ら(差別用語になるので控えます)なる
なんてヤダ!!

だったら、入院して取ろうね。

うん、取るわ。


アタクシは医師から告げられたとき、一瞬、
うろたえました。

しかし、母は、アタクシから聞いても何でも
ないという感じで、手術に同意しました。

認知症であることの神様の贈り物であると
思いました。

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