ネットに次のようなタイトルの記事をみつけ
ました。
老人ホーム「9割以上は家族の意向で入居」と
いう衝撃事実
今、老人ホームに入居している高齢者は、
2種類に分かれます。
皆さんは、それが何だかわかりますか?
一つは、自分の意思と判断で老人ホームに入居
している高齢者です。
もう一つは、家族の意思と判断で老人ホームに
入居させられている高齢者です。
前者は、本人が進んで老人ホームでの生活を望み、
後者は本人の意に反して、無理やり収容(この
言い方が現実的な表現だと思います)されている
高齢者です。
そして、多くの介護系の老人ホームの入居者は、
後者の高齢者ばかりです。
前者の高齢者は、自宅では体験することが
できない利便性を求め、後者の高齢者は、子供ら
家族の快適性を守るために、老人ホームに入居
しています。
こんな書かれ方をされると、悲しい。
「家族の快適性を守るために」とありますが、
快適性という言葉使いには反対です。
丸4年になった母の特養(特別養護老人ホーム)
生活。
いまだに、後ろめたさから解放されない。
ただ、母に対して、優しい気持ちで接する
ことが出来るようになりました。
在宅介護の頃、母なんか死んでしまえと思って
いたこともありました。
そこから救われた・・・。
それを、快適という簡単な表現で片付けて欲しく
ない。
昨日の面会で、「アタシはいつまでここに
いるの?」と母から言われて、心にグサリと
きました。
とはいえ、もう、在宅介護は出来ないというか
したくない。
それを快適性というのでしょうか。
Keep your social distance & Stay Home
新たに変異株、「オミクロン型」が発見され
ました。どんな変異株に対しても、基本の
感染予防は変わりません。
「三密(密集、密接、密閉)」を避ける
「相手と身体的距離を確保すること」
「マスクの着用と手洗いや咳エチケット」
ブログをお読み下さり有難うございます。
応援頂ければ有難いです。
コメント
コメント一覧 (8)
ことが出来るようになりました…
この気持ち、分かる、良く分かります
皆で交代でとはいえ、いつ迄続くか分からない遠距離介護
母に酷いことを言い、自己嫌悪に苛まれる…
心身共にギリギリの状態からの骨折で入院
任すことの出来る人が見てくれる安心感
やっと母親が可愛く思える様になり
優しい気持ちで接する事が出来た最後の1年間でした
もっと長生きすると思ったのですが…
わたしの母も後者です。
わたしも、離れてみて優しい気持ちになれた一人です。
あんなにも疎ましく感じていたのに、ときどき、寂しいと思うこともあります。
こんな気持ちになることが、快適性なのでしょうか・・・。
今の私の現状では、確かに「私がどんだけ気を遣ってケアしとるかわかっとる⁉️」と怒ることもしばしば、更に「もうやっとれん‼️施設に入ってーーー」と言う言葉をやっと飲み込んでる日もしばしば…
でも怒りの後の自己嫌悪、これは介護してる人にしかわからない辛さです。
色んな思いを抱えてみんな頑張ってやっているのに…
時々拝見しながら、羨ましく読んでおります。
今日のネット記事は、あまりに酷い書きようですね。
収容とか家族の快適性とか…
みんなどんなに悩んで罪悪感に囚われながら親を託しているか
そもそも家族の快適性や自分の利便性を考えて施設に入るような人は
、家族も施設にとは思わないでしょう。
今年、私の在宅介護も突然に終わりました(多分)。
母が脳梗塞を起こし、意識不明のまま入院しています。
あんずさんの言うように少し離れて優しい気持ちで寄り添ってから見送りたいと
心底願っていたのに、意思の疎通もかないません。
でも、もし母が何か言うと絶対目を三角にして「早く家につれて帰れ!」と言われて、また心身ともに疲弊してただろうと思います。
月に一度、物言わぬ母と面会をして声をかけますが、それでも時々母の怖さを感じています。
また、自分のブログに書いていこうと思っています。
あんずさんもお身体に気をつけてくださいね。
また、コメントします。
のんきママもよく面倒を看られていましたね。
ほんと、もう少し生きて下さればよかったのに・・・。
「母親が可愛く思える様になり」となるには
自分自身の生活がないと無理でした。
だから、家族の都合と表現されることは、
仕方ない。
この複雑な気持ち、介護をした人しか理解
出来ませんよね。
介護をする家族は、快適な生活をしようと思って
親を施設に入れるわけないですよ。
のんきママ様のコメントにあるように、ギリギリのところ、
それを、家族の都合でと捉えられるのには、腹立たしさと
後ろめたさを感じます。
優しい気持ちになること、
そのためなんですよね。
この筆者は介護に関係していない人かもと思ったら
施設の紹介をしているとか。
ほんまかいな?と疑問を持ちました。
こんな書き方をされると在宅介護中にあった
絶望感と孤独感に苛まされます。
それぞれ、頑張ってるんです。
ときどき、更新されているかとブログを見ていました。
背景が変わっているので、お元気なんだと勝手に
思っていました。
在宅介護からは解放されたのですね。
よかった・・・(ごめんなさい)
今まで、面会が窓越しで何のために、横須賀に引っ越しを
したんだろうと意味がないと思っていました。
母がメルケル細胞癌のために、だいたい、週に一度、
通院の付き添いをしました。
それでやっと、少し胸のしこりが少し溶けた感じです。
はるる♪様の意識がなくとも母が怖いとおっしゃることが
よくわかります。
私も同じ状態になったら、同じように感じると思うからです。
更新を楽しみにしています。