
明日は何が食べたい?
母が亡くなる一週間前、帰り際に母に尋ねた
ところ、
チョコレート!!
ご飯とか、お寿司とか、マグロとかの固形物
なのかと思っていたところ、意外な母の答え
でした。
そういえば、昨年の暮れ、メルケル細胞癌という
皮ふ癌を摘出したときも、同じ要求でした。
病室で暴れまくって、落ち着いたところで、
何が食べたいか聞いたら、チョコレートでした。
その時は、病院内のコンビニに、チョコレート
ムースを売っていました。
美味しい!
チョコレート好きとは知らなかった・・・。
看取り期の母に食べられるチョコレート?と
スーパーの売り場をウロウロしていたときに
閃きましたいたのが、お菓子の材料のチョコ
レートクリーム。
あったのは、ハーシーチョコのもの。
その時、思い出しました。
母は若い頃、幼稚園の教諭時代からボンボン
入れにハーシーチョコを常時置いていたと
言っていました。
パパもお部屋に遊びに来たとき、食べたのよ。
子供のころ、父がチョコレートを食べたのを
見たことはなかった・・・。
小さい頃、テーブルのボンボン入れには、
山盛りのハーシーチョコが置いてあったっけ。
山盛りのハーシーチョコが置いてあったっけ。
あの頃のアタクシは、ハーシーチョコには
目もくれず、マーブルチョコレートを買って
とねだっていました。
大人になってからは、ハーシーチョコより、
美味しいチョコレートがいっぱい市場に出て
きましたから、全く忘れていました。
母のお供えの一つ、ボンボン入れにハーシー
チョコ。
たくさん、摘まんでね。

スプーンにチョコクリームをのせて、母に
なめさせると、
美味しい!
施設(特別養護老人ホーム)から戻ってきた
チョコクリーム。
さて、どうやって消費しようか・・・。
Keep your social distance & Stay Home
ウイルスは絶えず変異を起こしていくもの。
収束するのは、まだずっと先のようです。
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コメント
コメント一覧 (4)
何と言っても、母娘の繋がりがありますから…
私はいまだにその繋がりに、色々と悩んでますがね…笑
デイサービスの前日には、「初めて行くし、知り合いもおらんのにほんと行きたくないわ」との愚痴を聞かされ、キレないよう受け流す日々が続いております。
追悼ミサが終わってもまだふわふわとした心持でしょうか。
ウチの母もチョコレートが大好きでした。でも亡くなる数ヶ月前からは病気の関係や嚥下の状態からチョコレートも食べられずじまいでした。食が細くなってから、大好きだった大枝の柿を柔らかく煮たものを差し入れにもっていくとパクパクと食べて看護師さんを驚かせていました。
今でも、ふとした時に「ああ、このお店の○○が好きだったな」とか「このお店のフルコースをぺろりと平らげてたな」とか思い出します。
季節ごと、旬の食べ物を食べる度に母を思い出す。こんなことになるとは思いませんでした。
私でさえこんな状態ですから、あんず様ならひとしおだと思います。
結局、親の思い出というものは好き嫌いにかかわらず体に浸み込んで忘れられないものなのかもしれません。不思議ですね。
母もデイへ行く前日、お母様と同じようなことを
言ってました。お迎えが来るまで、でした。
車の中に知った顔を見付けると、私のことは無視。
外面ヨシコさんでいきましたっけ。
だったら、「行きたくない」とか、言わんで欲しかった。
認知症の症状の一つ、とはわかっていても、
介護をする家族には、ストレスですよね。
お母様の愚痴は、一種の取り繕い。
厄介な病気ですよね、認知症は・・・。
思い出すだけでも、胸が痛くなります。
実際に今、そういう中におられる、かりん様の悩み・・・。
終わりは来るからと言いたいですが、長い時間かもしれない。
母の時代の人達は、チョコレートが好きな人が多いのかも
しれませんね。
先日、カステラをお供えしてと知人から頂きました。
そそ、カステラも好きだった・・・。
「季節ごと、旬の食べ物を食べる度に母を思い出す」
その通りですね!
今日は出掛ける予定もなく、コーヒーを淹れました。
母のコーヒーは、ミルクをたっぷり入れたミルクコーヒー。
お砂糖を入れて、甘目に・・・。