大河ドラマは、母にとっては、苦痛らしゅう
ございます。


母のお付き合いでテレビを見る中で、唯一、


あたしは、大河ドラマが見たい


とはっきりと宣言するドラマでございます。


あとは、なんでもよろし。

母が機嫌よく見ているものを、横で考え事を
しながら見ておりますので。


一緒になってみる番組は、犬猫番組だけです。




母娘共々、犬派なんです。
が、NHKBSの「岩合光昭の世界ネコ歩き」は、
見ています。


こういう動物番組は、筋書きもなく画面だけ
を見るので、母も見やすいのでございましょ。


しかし、ドラマ、単発はなんとかなりますが、
連続ドラマは、前回がわからないと、その先
もわかりませんよね。


そうなると、母は焦れるのです。


アナタ、何を言ってるか、わかるの?


だって、日本語やんか、わかるやろ。


アタシ、アナタと一緒に前回も見ているのよ。
でも、わからないの。
だって、モゴモゴと言って何を言ってんだか
わからないわ。


さいざんす、

理解できない理由は相手にあって、自分では
ない。


声が小さい、発音が悪い、すべてが悪いのだ
と少々怒り気味になって参ります。


どうでもよい番組だと、そのときの母の状態
で他のチャンネルに変えてしまうのですが、

大河だけは、アタクシの希望で、見ています。


ドラマの進行半分までは、母はなんだかんだ
と罵詈雑言。


「理解出来ないこと」が腹立たしく思うので
しょう。


認知症の母には、理解力が劣りつつあること
を認識できないのですね。



あたくしが、大河を見る理由の一つは、あの
俳優を見るため。


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母にはアタクシのお気に入りの俳優が主人公
とは申せません。

なんせ、母は、自分が気に入らないとなると
クソミソに言うので、耐えられませんの。



勿論、母にも、お気に入りの人がいます。


それは、その人がいつもCMに出てくるたびに


この人、いい顔しているわね。


珍しく絶賛します。


はい、こればかりは、天邪鬼な鬼娘は大賛成。





って、この人が歌手であることを母は、理解
していません。