ケアハウスの中で一番若いアタクシ。

最初の頃は、60代で施設に入ってきた変わったヤツ、
と言った感じで見られておりました。

ババ様達からすると、同年代ではないからなんで
しょうか、イジメもない、いや、相手にされていない
ようにも思えます。

或る時、アタクシをみると回れ右をして小走りに
逃げ出す、乙女チックババ様がいることに気が付き
ました。

いくら、のほほんと過ごしているアタクシでも
しばらくの間、悩みました。

あれれ?なんか、気に障ることを言ったんやろか?

まずは、お隣さんにご相談。

どの人?

小柄で、おかっぱな感じのヘアスタイルで、少女の
ような感じの人。

これだけで、お隣さんは誰だかわかったようで、

ああ、あの人ね、気にすることないわよ。
色々と問題を起こす人の一人よ。

とはいえ、食堂で一緒になると、慌てて出ていく
ので、アタクシとしては、気持ち悪い・・・。

そこで、ボスというか先生というか、はっきり
発言をするSさんに「なんで?」と聞いてみました。

ああ、あの人ね、私を見ると逃げ出す人よ。

いえ、私からです。

この言葉を聞いてから、悩むのを止めました。

以後、乙女チックババ様が、食堂から小走りで
逃げ出すのを見て、Sさんと顔を見合わせて
笑うようになりました。

それにアタクシは胡坐をかいて、逃げ出す場面に
出くわすときに、わざと少々大きな声で、言う
ようになりました。

あら、また逃げ出されちゃったぁー

すると、私も、私もとおっしゃる方々が・・・。

突然に、そうなるのよ。なんでかしらね?

現在は、しっかり、アタクシのほうがイジメッ子に
なってしまったような感じがしています。

013

中馬込からずっと、持ってきていたシンビジュウム。
この夏の猛暑、葉を日焼けしながらも、花芽をつけ
早めに咲きそうです。


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