ケアハウスに在25年になるYOKOさん。
いわゆる設立当初からの方。
膝が悪くて歩行器がないと歩けない方。
その方が、お夕飯の配膳を待っている間、誰に
言うでもなく、口にしたのが、
あたし、頭がオカシイのよ。
きのう、11時と聞いていたから、出掛けるつもり
だったのに、全く、忘れてしまったのよ。
どうしちゃったのかしら。
あたくしはYOKOさんの前方にある、お味噌汁を
ついでいる最中で、彼女には背中を見せていました。
食堂に居たババ様方は、全く反応せずにスルー。
じゃあ、アタクシが答える他ないやん。
それを、認知症の第一歩と言います、なーんて答える
わけにはまいりません。
YOKOさん、ご自分がちょっとヘンだわ、なんで
忘れてしまったのだろうと、わかっておられる
のよね。だったら、大丈夫!
ほんとにオカシイのは、それがヘンだと思わない
ことなんですよ。
YOKOさんとアタクシの少々クドイ会話を聞いていた
シトラスさんが給茶機へ向いながら、一言。
気圧による不調よね。
うーん、いい回答!!
そうそう、軽く往なすのが一番。
亡き母は、認知症初期のときは、意固地になって
物忘れを否定しました。
横須賀の施設に入所してから、言ってましたっけ。
アタシ、この頃、バカになったみたい。
そう言っていたことが、懐かしい・・・。
ブログをお読み下さり有難うございます。
介護日記に引き続き、よろしくお願いします。
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