ケアハウスでは、自分のことが自分で出来なく
なると退去しないといけません。

とはいえ、要支援、要介護2くらいの方々は
いらっしゃいます。

例えば、食堂で食事をするYOKOさんは、週に何度か、
お部屋の掃除と入浴でそれぞれ、ヘルパーさんが
きているようです。

もし、転倒や病気で車椅子生活になることになれば
退去をしなければなりません。

そのときは、ショートステイをして、その間に次の
施設を探して貰うことになります。


或る日の夕方6時過ぎに外出から帰ってきたとき、
ワゴン車が玄関先に止まっていました。

エントランスには車椅子に乗って毛糸の帽子を
被った老女がいました。

デイセンターを出る利用者さんかなと思い、通り
抜けようとしたとき、その老女の声が、食堂で
食事をされる二人のうちのお一人でした。

アタクシの部屋の前住民と仲よしだったBlackさん。

ケアハウス関係の相談員さんも職員さんもおらず、
施設の看護師さんと、どこかの施設らしい職員の
間でいつ入浴したかという質問が聞こえました。

アタクシはそのまま、4階へ上がりました。


その翌日、事情通でもある不思議ちゃんが、食堂に
集まったアタクシを含めたババ様達に誰に言うでも
なく、Blackさんことを言い出しました。

Blackさんね、清瀬にショートステイに行ったみたい。

そこで、アタクシが昨夜見たことを話すと、

ああ、やっぱりね。清瀬ね。
そこに行くときは、いつも夜なのよ。

清瀬とは、ケアハウスの姉妹施設で、乳児院、養護老人
ホーム、養護施設、医療施設、特養があります。

不思議ちゃんが話してくれました。

夜、出発するのは、わざとなのよ。
昼間だったら、ケアハウスの職員さんとかいる
でしょ?すると、「行きたくない」って言い出す
からなのよ。

そうなんや。やっぱり、騙して連れ出すわけや。

アタクシが、大腿骨を骨折して入院し、退院して
そのまま、介護老人保健施設へ連れて行ったとき、
施設に着き、発した言葉が

アンタ達、アタシを騙したのね!

そう言われたことを思い出した事柄でした。

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介護日記に引き続き、よろしくお願いします。