お隣の濁点さんが、眩暈で起き上がれなくなり、
食事も取らずにいました。

起き上がって歩くことが出来ず、横になっていても
眩暈がしたのだそう。

その場合、ケアハウスの職員さんが様子を聞きに
部屋を訪ね、食べたいというか、食べられそうな
物を買ってきてくれたようでした。

病院へは、本人が自発的に行かねばなりません。
職員が付き添うということは、基本、ありません。

でも、濁点さんの場合、親族の年齢が高く、
職員さんが通院の付き添いをしました。

ケアハウスでは、自立して生活が出来る状態で
あることが入居の条件です。

通院が不可能であるとか、入院するのに付き添いが
必要な場合は、親族を呼ぶことになるのです。


濁点さんが、まだ、調子が悪いとき、職員さんから
頼まれたことがあります。

それは、土日はケアハウスがある施設全体で、職員が
少なくなるために、濁点さんの食事を部屋へ届けて
くれないかということでした。

その週末は外出の予定がなかったので、了解
しました。

濁点さんは、そういうことは職員の手が足りない
から、入居者がお互いに協力することは間違って
いると考えている方でした。

職員がやって当然という考えなのです。

濁点さんとは、朝のラジオ体操が終わってから
少し立ち話をして、コミュニケーションをとって
います。

この半年でわかったことは、濁点さんは深入りを
好まない人で、権利関係にはうるさい人だという
こと。

だから、たぶん、アタクシの手を借りないだろう
と思っていました。

その通りで、少し、ふらふらしながら、ご自分で
食事を取りに食堂へやってこられました。

アタクシとしても、頻繁にやり取りするのは
好みませんので。

お互いに距離を保ちつつも、必要な場合には
手を差し伸べる、そんな関係でありたいと
思っています。

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介護日記に引き続き、よろしくお願いします。