鬼娘、お小言を頂戴致しました。

全てに自立した行動が求められるケアハウス。

手押し車を使っている方々に対してもお手伝いは
禁止。

その手押し車を使っている方の中には、手出しを
待ち、食堂内にあるご自分の席で座り込んでいる
ヨーコさんがおられます。

変形性膝関節炎を患っておられるのか、移動する
ことが、困難なヨーコさん。

殆どの入居者が自室で食事をするなか、お一人で
食堂で召し上がっておられます。

おっと、お話しはヨーコさんではなく、もと校長
だったコッキさんのこと。

このコッキさんのことは、アタクシの同級生が
よく知っていて、「彼女はとても厳しい先生」と
言うくらいです。


食堂でコッキさんと一緒になったアタクシは、
配膳を取って手押し車の小さなテーブルに食器を
乗せて、配膳用のお盆と名札を所定場所に戻す。

お盆と名札の場所が離れているので、アタクシが
名札を取って指定場所に置いて差し上げました。

部屋に戻ろうとしたアタクシに、大御所さんから
声がかかりました。

あんずさん、コッキさんは全てご自分でやりたい
と思っている方なのよ。

食堂に来る時間が、遅かったり、早かったりして
いるから、ご本人に聞いてみたら、自分で出来る
時間を選んで来ていると言っていたの。

だから、何もせずにいたほうがいいの。
余計なことはしないことよ。

ご飯をよそって差し上げるでもなく、自分の
お盆を戻すついでに一緒にと思ってやったこと
なのに・・・。

余計なこと、はいはい、さいざんす。
集団生活はこんなことにも気を使いますわ。

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ブログをお読み下さり有難うございます。