或る日のこと。

四谷のカフェ(チェーン店ですが)で少々年上の
友人とお茶をしていました。

散々、しゃべくって、そろそろ腰をあげようかと
したとき、入り口付近に10人ほどの集団が現れ
ました。

オジサンとオバサン達で、なんとか、一箇所に
座ろうとしていました。

すると、連れの友人はパッと立ち上がり、

私達、そろそろ、帰るから、ここに椅子を持って
くれば、皆さんで座れますよ。

と声をかけました。

お店を出て、アタクシ、思わず、彼女に言いました。

アナタっていい人ねえ。
アタシなら、わざと居座ってしまうもの。

そういえば、母も年を取るに連れて、イジワルさが
増して、母の元々の性格は悪かったのではと疑って
いました。

でも、今、アタクシ自身が底意地の悪い婆さんに
なっており、ちっせいわぁ。

地下鉄の駅のエレベーターの「閉まる」のボタンを連打したりね。

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